ホタテ貝がらの加工作業をしています

 まだまだ寒い日もありますが、毎年行っているホタテ貝がらの加工作業を始めました。

 ホタテ貝は湧別町の特産品。ホタテ貝の赤ちゃんはサロマ湖で育てられたあと、オホーツク海に放流されます。
 毎年行われる「稚貝放流」は春の風物詩。放流数はなんと2億5千万粒。3年後に水揚げです。オホーツク海のホタテ貝は身が肉厚、甘みが強く、歯ごたえがあるのが特徴です。とっても美味い😋😋

《さあ放流~3枚とも湧別町HPより》
《元気に育てよ》
《コリコリの歯ごたえがたまりません》

 美味しくいただいて最後に残ったホタテの貝がらは、畑の肥料や土壌改良剤など様々なかたちでリサイクルされます。

 ポレポレゆうべつで行っている作業もリサイクルの一環です。作業は、貝がらの真ん中に穴を空けて針金を通して50枚ほどの束にするというもの。
作業は、とても単調で根気のいる作業ですが、ボランティアさんのご協力をいただきながら、メンバーみんな声をかけあってがんばってます!

《ホタテ貝がいっぱい》
《一枚一枚針金をとおします》
《宮城県に送られて・・・》

 束にしたホタテ貝がらは宮城県に送られます。どう利用されるのかご存知ですか?
 ネットで宮城県HPを検索してみると
 ~カキは7~8月頃に卵を産み、浮遊幼生の時期を経て、岸壁や岩礁等、様々な所へ付着します。この性質を利用して、カキの浮遊幼生が集まりやすい場所へホタテ貝の貝がらを連ねた採苗器(コレクター)を垂下し、これにカキの稚貝を付着させます。その後1年から2年かけて育成(養殖)されます。~

《牡蠣のホタテご殿?~宮城県HPより》

 牡蠣(の赤ちゃん)の養殖(ベッド)に利用されているんです。こうして成長して私たちの食卓へ届くことになります。な~るほどです。